1. ライフライン製品を支える「基盤インフラ」

漏れない、外れない、揺れない、安全で長持ちする部品を金型設計・製造技術により均一品質で供給することで、事故や故障のリスクを減らし、人々の生活インフラを支えています。特にゴム部品は目立たない存在になることが多いですが、私たちが製作する金型は社会全体の安全性・耐久性に直結しています。

2. 高度な精度・信頼性を実現する競争力

ゴム成形用金型の設計・製作精度は、製品の寸法安定性や気密性に直結します。

高品質な金型は、不良率の低減やコスト削減につながり、メーカーの競争力を支えます。モビリティや医療・半導体関連では、厳しい規格を満たすためにミクロン単位の調整が求められ、金型メーカーの技術力が産業全体の信頼を担保しています。

3. 職人技術とデジタル技術の融合

ゴム金型は、3D CAD・CAMの最新技術と、最新鋭の加工機、そして熟練技術者の経験が密接に組み合わさって作られます。

ゴム特有の収縮や脱型、仕上げ性を見越した設計や加工ノウハウは、簡単にマニュアル化できない感覚的なことや高度な知識も多々あります。ただ私たちは、近い将来当たり前になるであろうデジタルツインによる金型業のDX化を見据え、65年以上の経験とデータが蓄積された老舗金型メーカーとして、将来の金型業DXの中心的役割も果たしていきます。

4. 環境負荷低減への貢献

精密なゴム成形用金型は、材料のムダを減らし、歩留まりを高めることで環境負荷を抑えます。

長寿命の金型を設計することは、廃棄物やエネルギー消費の削減にも直結します。自社製作した金型だけでなく、他社で製作した金型も私たちは修理や改造を前向きに検討・対応し、金型を容易には廃棄せず循環的に活かすこと考えます。